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介護保険制度改定

2018.03.30

「介護職の賃金はなぜ低いのですか?」

介護職の方と面談をすると多くの方に聞かれます。これの答えははっきりしています。

「介護報酬が公定価格であり、上限が決まっているから」

施設介護は介護報酬の6~7割が人件費で、訪問介護は9割が人件費です。サービス内容と価格を自由に決めて介護報酬を増やせればよいのですが、要介護度に応じサービス内容と介護報酬が決まっています。賃金を上げづらい現実があります。

私は、賃金を上げるには保険料を一気に上げるのが手っ取り早いと思っています。が、上げるにはハードルが高いのも事実です。

介護はかつて家族の仕事でした。浴室の掃除、ベッドメーキングなど誰でもできる仕事をする現場もあり、社会的地位、専門性が低いとみられている部分もあると思います。しかし、介護の仕事は多くの方が思うより大変な仕事です。

賃金が低いから人材が集まらない。

賃金が低いから職業的価値(資格的価値)が高くならない。

このままでは何も変わりません。保険制度をコロコロ変えるのではなく、根本的な問題解決に取り組む必要があります。ドイツでは介護士と看護師の協会が統一され、養成課程の共通化が進み、デンマークでは介護と医療の一部ができる新たな職種があります。

施設介護職員1人あたりの利用者数は制度上3人が上限です。しかし現状は平均2人となっています。職員の休憩と介護の中身充実のためにも2人が限界です。労働環境が悪くなれば離職率が増え、さらには介護業界から離れてしまうことに繋がります。確実に来る超高齢化社会に対応する為にも大きな改革が福祉業界に起きることを希望します。


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